思い出のギター

部屋の整理をしていると懐かしいものが出てきました。

これはSCHECTER(シェクター)というギターメーカーのカタログで、約35年前のものです。

僕が初めてギターを買ったのは中学2年生の時で、FENDER JAPANのST72-55というモデルでした。定価55000円で見た目はリッチーブラックモアと同じモデルです。

そして3年生になってもっといいギターが欲しくなり、次に惚れ込んだのがこのカタログのシェクターギターです。

当時はシェクターはまだ日本ではそんなにメジャーではなく、楽器屋に並んでいる事なんてほとんどなく、幻のギターでした。

この真ん中のパールホワイトのストラトにどれだけ恋い焦がれた事か!!
毎晩このカタログを枕元に置いて眺めていたのを覚えています。
当時で定価195000円は中学生にとっては高嶺の花でしたね。

そして高校受験がやってきて母親に「高校に受かったらギター代金半分出してあげる」という約束を取り付け、合格してギターを買うことができました。それがこれ〜

そう、今でもちゃんと持っていますよ!
でもこのギター、カタログと違う所があるのわかりますか?


そう〜 シールドを刺すジャックの位置が違うのです。

カタログのはボディートップにあるけど、これはサイドについています。


当時楽器屋に注文した後かなりの期間待たされて、待望の「入荷しました」の連絡!
飛んで楽器屋に行って、このギターを見て感激したんだけどジャックの位置が違うのに気付く。

僕「あれ?これジャックの位置が違いますけど、、、」
店長「そう〜違うんだけど、このサイドに刺すタイプもいいよ〜!」

その後散々サイドジャックのいい所を言われた後、店長の最後のキメ台詞がこれ!
「シェクターって当たり外れが無いんだけど、このギターは当りやで!!」

今聞けばなんとも矛盾してるけど当時はこれで納得してしまい、もう待たされるのも嫌なので購入を決意しました。(でもやっぱりトップのジャックが良かった、、)

楽器屋としては在庫をかかえる訳にはいかないと必死やったんやろね。
まぁ気に入って弾いていたからいいけどね〜

高校3年間はこのギターを弾きまくりました。学校に持っていって休み時間も弾いてたもんね。

今はフレットも擦り減ってしまってるし、かなり重いので全く弾かなくなってしまったけど、思い出が一杯詰まってるギターです。手放す事はないでしょう。(大金積まれたらわからんけど〜)

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